動脈硬化を始め、その他の生活習慣病に関する検査・治療について
最近メタボリック症候群が話題になることが多く、その根底には高血圧症、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高尿酸血症(痛風)、慢性腎臓病(CKD)などの生活習慣病の存在が重要視されております。またこれらの疾患は複雑に絡み合って、最終的に動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などの重大な病気を引き起こす大きな要因となっている事実が明らかになっております。
当院でもこの状況に対処するため、血液、尿検査や頚動脈エコー検査、心電図検査、種々の生活習慣指導などに対応しております。随時受け付けております、ご予約は通常診療時間内にお越しいただくか、お電話・FAXでも可能です。FAXをご利用の場合は、ご連絡先を明記の上送信してください。
5分程度で痛みもなく、血圧を測るのと同じように、簡単に測定が可能です。これまで主力であった頚動脈エコー検査に加えて、皆様の動脈を守る有効な手段となります。
血圧脈波検査では、(1)動脈の硬さ、(2)動脈の詰まり、(3)血管年齢を測定します。
(1)動脈の硬さ
動脈は全身に血液を送るためのポンプの役目をしており、スムーズに送り続けるためには「しなやかさ」が必要です。健康な動脈は、血圧が上がると大きく膨らみますが、動脈が硬くなっていると、血圧が上がっても膨らみは小さくなります。
動脈の硬さを測定することで、身体のどこかに動脈硬化が起きていないかを確認することができるのです。
(2)動脈の詰まり
足首の動脈の詰まりを測定します。足首の血圧は、健康な人の場合腕の血圧と同じか、少し高い程度になっていますが、動脈が詰まっていることで、足首の血圧の方が低くなります。腕の血圧との比を見て、動脈の詰まりを確認する方法です。
(3)血管年齢
同じ性別・同年齢の健康な方と動脈の硬さを比較することで、血管年齢を測定します。