医師や看護師が定期的に訪問し、診察や検査、薬の処方、予防的な指導などを行います。
通常は月2回で、患者さんの状態に応じて週1回、それ以上も可能です。
病状が急に悪くなった場合などには、夜間・休日を問わず対応します。
・入院中の方で、退院後も医療的ケアが必要なとき
・身体を動かす機能が低下し、通院が困難になってきたとき
・在宅で医療機器の管理が必要なとき
・ご自宅で緊急時の往診体制が必要なとき
・脳こうそくなどで、身体機能が低下した方
・神経難病や肺疾患などで、呼吸器管理を必要とする方
・排尿や排泄の医療的管理を必要とする方
・認知症の方
・がん末期で痛みのケアを必要とする方
など
栄養管理 | ●点滴の管理 ●中心静脈栄養 ●経管栄養 ●胃ろうの管理 |
排泄管理 | ●膀胱留置カテーテル ●人工膀胱の管理 ●人工肛門の管理 |
呼吸管理 | ●酸素療法 ●気管切開部の処置 ●人工呼吸器管理 |
褥創管理 | ●褥瘡の管理 |
がんの管理 | ●在宅ターミナルケア ●前立腺がんなどのホルモン療法 |
認知症: 問題のある行動の症状緩和、内服などでの対策
糖尿病: インスリン自己注射・血糖測定器の管理・指導
慢性腎不全: 定期的なエリスロポエチン注射
骨粗鬆症: 定期的な注射剤使用可能
パーキンソン病など: 内服や症状への対策
インフルエンザその他の予防接種 など
●心電図
●超音波
●血液検査一般
●インフルエンザ検査 など
※レントゲン(現在はコロナの影響により医師会医療センターによる在宅での実施は中断しております。)
対象
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公費負担により
無料 |
高齢者
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一般
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負担割合
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0割
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1割
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3割
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3割
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月額負担額(平均)
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0円
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約8,000円
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約24,000円
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約24,000円
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高額療養費制度による
自己負担限度額(上限)※ |
0円
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12,000円
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44,400円
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80,100円+超過1%
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高齢者の場合医療費負担の上限(1割負担の方は12,000円、3割負担の方で44,400円)が決まっていますので、このほか検査や複数回の往診やいろいろな治療をうけたとしても、一ヶ月あたりの診療費の自己負担は、概ね1割負担の方で6,000円~12,000円程度、3割負担の方の場合、18,000円~44,400円程度となるとお考えいただければと思います。
◆ 在宅医療に必要な物品(点滴用機材など)は、上記月額負担額に含まれています。
◆ 訪問診療のための交通費はいただいておりません。
◆ 介護保険 居宅療養管理指導料として別に月額約500円の負担がかかります。
◆ 薬代は、通院、入院時と同じ金額だけ薬局へ支払うことになります。