プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことで、妊娠中の胎児を包む羊膜と子宮を結ぶ所に位置する円盤状の臓器で妊娠中にだけ臨時で作られるものです。
人間を除くほとんどの哺乳動物が出産後に胎盤を食べてしまうのですが、血の臭いを消す以外にも、「産後の体力回復に役立てられているのでは?」という説があり、近年注目されてきました。
胎児が母親の胎内にいる間、プラセンタは胎児と母親とを結んで胎児の生命を維持し、急速な成長を促します。受精直後はたった1個から始まる細胞を、わずか10ヶ月で60兆個にまで増殖させ、約3キロの赤ちゃんに育て上げることができるのは、胎盤の発育に必要なあらゆる栄養と、豊富な生理活性物質(体の動きを活発にする物質)が、含まれているからです。
プラセンタは栄養素と薬効の宝庫であり、その作用から広く医薬品やサプリメント、化粧品などに活用されています。
プラセンタには主に①細胞分裂を活性化させる力、②体内のバランスを整える力があることが認められています。 詳しいメカニズムは未だ解明されてはいませんが、プラセンタの働きにより多くの効果が期待できます。
患者さんの生活リズムやご希望に合わせてお使いいただけるよう、当院では2種類の処方をしています。
注射とサプリメントを併用することでより早く効果を実感することも可能です。