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プラセンタ療法とは?
プラセンタとは哺乳動物の胎盤のことで、妊娠中の胎児を包む羊膜と子宮を結ぶ所に位置する円盤状の臓器で妊娠中にだけ臨時で作られるものです。
人間を除くほとんどの哺乳動物が出産後に胎盤を食べてしまうのですが、血の臭いを消す以外にも、「産後の体力回復に役立てられているのでは?」という説があり、近年注目されてきました。
胎児が母親の胎内にいる間、プラセンタは胎児と母親とを結んで胎児の生命を維持し、急速な成長を促します。受精直後はたった1個から始まる細胞を、わずか10カ月で60兆個にまで増殖させ、約3キロの赤ちゃんに育て上げることができるのは、胎盤の発育に必要なあらゆる栄養と、豊富な生理活性物質(体の動きを活発にする物質)が、含まれているからです。
プラセンタは栄養素と薬効の宝庫であり、その作用から広く医薬品やサプリメント、化粧品などに活用されています。

プラセンタエキスの作用
プラセンタには主に①細胞分裂を活性化させる力、②体内のバランスを整える力があることが認められています。
詳しいメカニズムは未だ解明されてはいませんが、プラセンタの働きにより多くの効果が期待できます。
エイジングケア効果
エイジングケアには「抗酸化」「ホルモン調節」「抗ストレス」といった要素が重要になりますが、プラセンタはこのエイジングケアに効果を発揮します。
抗酸化作用
プラセンタの作用として、「抗酸化」作用があります。そもそも、酸化とは体の中で栄養素と結びついてエネルギーを作り出すはずの酸素が、使われなかった余分な体内の各種の細胞や臓器を「さび付いた状態」にしてしまうことです。その結果として組織が正常な働きができなくなり、糖尿病、高脂血症、肝臓の機能の低下などの生活習慣病といわれる問題が起きてしまうと言われています。プラセンタは高い「抗酸化」作用を持つことが研究で分かっています。
活性酸素を除去する力
活性酸素とは体内に入ってきたウイルスや有害細菌を殺して身体を守るものです。また、体内の酵素反応を促進し、細胞内での情報伝達の働きをする体内に必要不可欠なものです。しかし、体内に過剰に発生すると、細胞を傷つけ、身体を錆びさせ、肌老化や体調不良の原因になります。プラセンタは体内で過剰に発生した活性酸素を除去する「活性酸素除去」作用を持つので、体に良い影響を与えます。
ホルモンバランスを整える力
ホルモンバランスは不規則な生活、ストレス、お酒、喫煙、過度なダイエット、運動不足などによって崩れてしまうことがあります。これは身体に悪影響を与え、老化を促進させる恐れがあります。プラセンタにはホルモンを適正な状態にする「ホルモン調節」の働きがあり、身体への悪影響を取り除くと共に、エイジングケアとしての効果が見込めます。
さらに精神を安定させる「抗ストレス」の効果もあると言われていますので、現代人の強い味方であると言えるでしょう。
プラセンタエキスの摂り方
患者さまの生活リズムやご希望に合わせてお使いいただけるよう、当院では2種類の処方をしています。
サプリメントを併用することで、プラセンタ注射の効果を促進すると言われています。
プラセンタ注射
人の胎盤から抽出されたヒト胎盤エキスの注射薬を皮下や筋肉に行う、医療機関でのみ受けられる注射です。
「医薬品」として販売されているものであり、1週間に2Aずつ打つと効果を実感しやすいと言われています。
しかし、週に1回は通院が必要ですので継続的な通院が必要になります。
注意事項
本製剤は、更年期障害および乳汁分泌不全の治療薬として国内で承認されていますが、エイジングケア目的での使用は承認された効能・効果に含まれません。諸外国では本製剤が承認されていない国もあり、安全性等に関する十分な情報が得られていない場合があります。この使用は医師の管理のもとで実施されますが、医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。
主な副作用
・注射部位の症状:疼痛、発赤、硬結(硬くなること)、腫れ、青あざなど
・全身症状:悪寒、発熱、発疹、吐き気、倦怠感、かゆみなど
料金
1,650円/1A

サプリメント
週に1回の通院が難しい方が安定的に摂取するためにはサプリメントをご提案しています。
一般的に豚の胎盤を原料にして作られていますが、ここでも十分な安全管理が行われており高い安全性を誇っています。当院では現在の製造技術で入れられる限界量である320mgのプラセンタ純末を、1つのカプセルに収めたものを使用しており、ドラッグストアや通信販売では購入できない医科での処方のみです。
15,400円/30日分

